うつ病と家族関係の難しさ。

うつ病になり、実家へ戻ったときの家族の反応について

以前に「うつ病患者と家族の関係。」で書きました。

そこには登場しなかったのですが、私には姉もいます。

 

姉は私が実家暮らしをしているときに、結婚しました。

そして最初の出産のときには

両親が初孫の誕生をとても喜んでいたのをよく覚えています。

 

肩身が狭い、と感じたのはその時が最初だったかもしれません。

姉や妹と比べて私はダメな娘だ、と思ったのです。

実家にいて姉や妹の情報が入ってくるからなおさら、比べてしまいました。

まだ社会復帰もできていない自分と、

初孫を産むという親孝行をした姉とでは

天と地ほどの差があるように感じました。

 

やがて妹が成人し、母は成人式の写真を

写真立てに入れて大切に飾っていました。

それからまもなくして、私は気づいてしまったのです。

振袖姿の妹の写真と並べて飾ってあるのは、

結婚式当日の姉夫婦の写真。

結婚してから何年もたっているのに、です。

 

その写真たちを並べた棚の、ガラス戸の中に、

姉の結婚式の日に三姉妹で撮った写真も飾ってありました。

私が写っている写真はそれだけ。

くすんだガラスの向こうに、姉と妹とセットでいるだけです。

 

母はその状態を「特に意味はない」と言いました。

私もその写真の並べ方に気づくまでは、

両親が娘3人の扱いに差をつけていると感じたことはありませんでした。

私が健康だったなら、笑いとばせる程度のことなのかもしれません。

でも私はうつ病でした。

母に悪気はなくても、娘の私は傷つきやすい精神状態だったのです。

 

並べられた写真立ては、孫の写真にとってかわられるまで

数年間その状態が続きました。

私が指摘しても変えようとは思わなかったようです。

私が傷ついているとも、思わなかったのでしょうね。

 

姉が2人めを出産したのは私がうつ病ではなかった時期なので、

何も問題はありませんでした。

けれどそれから5年が過ぎ、私はまたもやうつ病治療中。

そこへ、姉が3人めを妊娠したと、嬉しそうな母からの電話。

めでたいことのはずなのに、私は目の前が真っ暗になった気がしました。

 

ワーキングマザーとして忙しそうに働く姉。

幼かった妹は、教師になって両親の自慢の娘。

真ん中の私は・・・うつ病持ちの、ただの派遣社員。

 

比べてもしょうがないのはわかっています。

姉妹だって別々の人間。別の人生を歩んでいるのですから。

だけどそれでも落ち込んでしまうのは、

優しい姉と、うっかり者だけど責任感の強い妹の、

いいところをたくさん、私が知っているから。

あの2人は辛いことを乗り越えてここまできた。

でも私は乗り越えられなかった。

その違いを、知ってしまっているから。

 

他人と比べることには理性が働いてブレーキをかけられても、

姉妹と比べることにはなぜかブレーキはかかってくれません。

そして自分で自分をどん底へ突き落とし、

回復してきて忘れていたうつ病のつらい精神状態へ引き戻すのです。

 

この落ち込みから抜け出すには、かなり時間がかかりそうです。

自分に自信を取り戻し、ちゃんと乗り越えていこうと思ってはいます。

でも、苦しいです。

苦しいけど、もしかしたら今のこの苦しみは、

うつ病を治すためには必要な、試練なのかもしれません。

8 Responses to “うつ病と家族関係の難しさ。”

  1. かれん より:

    おじゃまします。
    初コメントです^^

    「医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣」という本に、親子関係のことも書いてましたよね…。

    私は、幼い頃に父は他界し、養父と実母に育てられました。
    実母とはいろいろあって、もう何年も会ってません。
    それでも、「これも、母に刷り込まれた考え方だろうなぁ」
    って思うことがあるとつらくなります。

    親とのことって、心の深いところにあるんじゃないかなぁと思います。
    だけど、私も、乗り越えたいです。
    でもなかなかうまくいかなくて…という状態がずっと続いています。
    むずかしいですよね…。
    あづみさんと一緒に考えていけたら…と思いました。

  2. 家族とのことは長い時間かけてきたことだから、その分時間が必要かもしれませんね。
    ゆっくりあづみさんが楽になりますように☆

  3. >かれんさん
    初コメントありがとうございます(^^)
    親子関係のこと、乗り越えるのは大変ですよね。私も両親とは他人行儀なところがあり、私が心を閉ざしている感じです(^_^;)
    辛いことはみんなで乗り越えていきましょう♪ 1人で抱え込まずに、ね(^_-)-☆

    >あおぶうとんさん
    ありがとうございます(^^)
    時間はかかるかもしれませんが、自分の中でちゃんとケリをつけないと、いつまでも引きずってしまうので・・・。
    乗り越えるための第一歩として、ブログに書いてみました。少しずつでも前進していきたいです(^^)

  4. 今日ここ より:

    私の場合、両親を早く亡くしたので、10歳離れた姉との関係で悩みまくりました。
    性格が全然ちがったので・・・・
    ある日、お医者様から「近づかない事」と言われ、ハッとしました。肉親だから、深くつきあわなければ、と思いこんでいたのですから。
    それから思い切って心の距離を置きました。随分と心が楽になりました。
    親だから、姉妹だからといって、余りとらわれ過ぎない方が良い場合もあるようです。

  5. cony より:

    お疲れ様です☆
    気分が落ち込んでいる時、そういう場面に直面するとさらに落ち込んでしまう気持ちはよくわかります( ̄^ ̄)ゞ

    僕も親には正月以来会ってないですね~‼
    親は全然嫌いじゃないんですけどね\(//∇//)\実家には大好きな愛犬もいるし。
    ただ、やっぱりどんな顔して会ったらいいのか分かりません。笑
    復職して地に足がついたら会いに行こうと思ってます。
    あづみさんは病気と闘いながら、しっかり働いて自分の力で生きている。もの凄く立派だと思いますよ☆
    もっと自分を褒めてあげて下さいなo(^▽^)o
    あと、最近カウンセラーの先生に言われて僕が大切にしてる言葉があります。
    「自分が思ってるより、他人は自由で勝手。それでもって自分が思ってる程、自分に対して感心はない。」
    文章で書くと嫌な感じになっちゃいますけど、要はあんまり他人の顔色を気にする必要はないってことですね☆
    僕も姉の子どもが生まれて実家の写真やカレンダーまで、孫の写真に変わってました。笑
    祖父の家も一緒、孫の写真に一時期変わってましたが、僕が結婚した後は、僕の結婚式の写真に変わってました(^-^)/笑

    そんなもんなんですよね。
    あんまり気にせずに、もっと勝手に行きましょう☆

    The Sky is the limit‼(可能性は無限☆)

  6. >今日ここさん
    家族でも、ある程度の距離が必要な場合もありますよね。健康なときはそれが保てるのですが、うつ病になってからは難しくなっています。
    物理的な距離だけでなく、もっと心の距離をおかなきゃダメですね。自分が傷つかない距離を。

    >conyさん
    自分を卑下してしまうのもこの病気の悪いところですよね。家族はきっと私と姉、妹を比べたりはしてないのでしょうが・・・自分に自信がないから、落ち込んでしまうんですよね。
    もっと自分を褒めて、自分を好きになれるよう努力してみます(^^) ありがとうございます。

  7. コスモス より:

    私にはは弟と妹がいます
    一番上で長女として育てられまた
    親は私が鬱を患っているのを知っていますが、いつも私を頼りにしてきました
    弟である長男はお嫁さんの実家で生活していて母はお嫁さんに気兼ねや遠慮をしています
    親にとって、長女の存在は大きいもののようです
    私にとって母親の気持ちにそえないのが辛く苦しいです

    瀬名さんのお気持ちは痛いほどよくわかります

    親は鬱の苦しみを分からないだけで全く悪気はないのでしょうね
    毎日顔を合わせている主人も鬱の苦しみは何も分かっていませんから・・・・
    同じ病を抱えた人でしか分からない病気だと思います

    だから自分を悲観しないようにして下さい
    それにハマってしまうと、トコトン落ち込んでしまいます
    抜け出そうともがかないで、良いことを考えるようにしてみたらいかがでしょうか?

  8. >コスモスさん
    ありがとうございます。悲観して落ち込んでしまうのも病気のせいですよね。
    親に病気のことを理解してもらえないのは諦めていますが、あまりにも姉妹と差がついてしまった気がして、どっぷり落ち込んでしまいました(^_^;)
    じっと流れに身を任せて、楽しいことがくるのを待ってみます。

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