「『うつ』は体を温めて治す」

ブログを始めるにあたり、いつかこの本を紹介したいと思っていました。

於保哲外著「うつは体を温めて治す」です。

 

私がこの本に出会ったのは、うつ病再発後に退職をした頃。

従来の薬の治療だけではなく、

自分で自分を変える必要性について、考え始めていた時期でした。

 

まずタイトル通り、体を温めてうつを治そう、という発想に驚きました。

その方法として半身浴や体の温まる食べ方が紹介されています。

著者は精神科医で、患者に実際に行なってもらって

効果のあった方法をオススメしているので、とても説得力があります。

 

家の中でもできる運動などもイラスト付きで書いてあるのでわかりやすく、

素人でもすぐに実践できそうなことが多いです。

ただ、私もすべて実践できているわけではありません。

うつ病ですから、何かを日課にする、というのは重荷になることもあるし、

体を冷やすものでも美味しいものは食べたい。

それが普通です。

 

すべてを実践できなくても、1つか2つ、できることからやってみると

徐々に心が軽くなってくるような気がします。

 

また、ポジティブ思考の始め方などの精神面での治療についても

しっかりと書かれているので、この点もオススメです。

中には衝撃的な「畳を舐める」治療や、「ぬいぐるみ療法」といった

個性的なものもありました。

 

個性的でもしっかりした理論に基づいており、

しかも効果があった患者がいる、ということで

実際に試してみたくもなります。

ぬいぐるみ療法は少しだけ実践しています。

ふわふわのぬいぐるみ、それだけで癒し効果がありそうですよね(^^)

 

そして、おそらく私にとって一番効果があったのは、

「おとなの自分」と「こどもの自分」の自分関係を見直す、という話です。

自分を抑圧する自分に気づく。

こどもの自分に「大好き」という。

今まで冷たくしてきたこどもの自分に謝る。

 

私は自分の中の「こどもの自分」に謝ったとき、

涙がこぼれて止まりませんでした。

 

謝られたときに湧いてきた感情が、

抑圧されてきた自分の本当の感情なのだと書かれています。

私は無意識にずっと自分を抑えつけてきたのでしょうね。

泣きながら、自分の心が軽くなったのがはっきりとわかりました。

 

この本を読んでから、自分の心の持ちようが変わりました。

いろいろな場面で、自分が苦しむ選択をしなくなりました。

自分を認め、許すことで、生きていることがとても楽になったのです。

 

うつ病の治療で、薬と休養が必要であることは以前に書きました

けれど、私のように長期化したり、再発したり、といううつ病を治すには

それだけでは足りない気がしていたのです。

それが何なのか、私はこの本を読んで少しだけ理解できた気がします。

 

この本を購入した時の私の心境は「ワラにもすがりたい」でした。

同じうつ病を患っている方の中には、

同じように思っている方もいるでしょう。

私は、すがって良かったと思っています。

もしもこれを読んでいるあなたが

うつ病を治すための方法を模索しているなら、一読の価値はあります。

この本が1人でも多くのうつ病患者を救ってくれますように。

 

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